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チューリップ球根2万5千株! 日本の震災被災地の陸前高田市の子供達に光を!


2012年10月9日

 

チューリップ球根2万5千株!
日本の震災被災地の陸前高田市の子供達に光を!

オランダ北部デン・ヘルダー市のチューリップ生産業者であるオランダ人のフランス・ランゲラーンさんが東日本大震災で被災した陸前高田市の子供達に明るく元気になってもらおうとチューリップの球根25,000株を寄付してくれることとなりました。

本年3月に岩手県陸前高田市の七夕囃子演奏グループがオランダを訪問し、ハーグ市とアムステルフェーン市において、陸前高田の伝統文化である七夕囃子を演奏し、これを通じて、震災発生以降オランダから日本に向けて寄せられた多くの支援に対する感謝の気持ちと復興への決意をオランダ社会に表明しました。

その後、6月17日にデン・ヘルダー市の日本庭園で開催された「ジャパン・デー」のイベントにおいて、前述の七夕囃子に感銘を受けたというチューリップ生産業者であるランゲラーンさんが肥塚在オランダ日本国大使に対してチューリップの球根25,000株を陸前高田市に寄付したいと申し出たことがことの始まりです。

ランゲラーンさんは心の温かい方で震災で被災した子供達が早く立ち直って、明るく元気になって欲しいという気持ちから、大事に育てたチューリップの球根を日本に送ろうと決心されました。ランゲラーンさんはチューリップの球根の寄付だけではなく、東京までの輸出手続きと輸送費まで負担してくれることになりました。

在オランダ日本大使館は陸前高田市におけるチューリップの球根の引き受け先と国内の諸経費や輸送費の支援先を探して来ましたが、陸前高田市の青年会議所の高橋勇樹様にご紹介いただいたNPO法人「再生の里ヤルキタウン」の熊谷耕太郎様が私有地を公共用に提供し、チューリップの球根を植えて下さることになり、「花の力プロジェクト」の金藤公夫様にご紹介いただいた株式会社日新の山本史哉様が国内の諸経費及び国内輸送費を引き受けることを承諾して下さいました。在オランダ日本大使館としてはこの場を借りて関係者のご好意に深く感謝し、お礼を申し上げます。

10月10日前後に陸前高田市への25,000株のチューリップが到着して、同市のボランティアの方々の協力を得まして、植え付けられる予定です。来年の春、チューリップが咲く頃に陸前高田の子供達の「咲いた 咲いた チューリップの花が 並んだ 並んだ 赤、白、黄色、どの花見てもきれいだな」の歌声がオランダにも届くことを願っています。 

Ambassador Koezuka in Den Helder

 

 

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