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安倍総理大臣のハーグ核セキュリティ・サミット出席等(3月23日~25日)

2014年4月2日

 

 
(写真提供:内閣広報室)

 3月24~25日,オランダ・ハーグにおいて、第3回核セキュリティ・サミットが開催され,53カ国4国際機関からの首脳レベルの代表がワールド・フォーラム国際会議場に一堂に会し、核セキュリティの強化に向けての話し合いが行われました。核セキュリティとは、テロリストなどによる核物質等の悪用を防ぐ措置のことを指し、首脳レベルの会合としての核セキュリティ・サミットは、2010年4月の米国ワシントンDC、2012年3月の韓国ソウルに次ぎ、今回は第3回の開催となりました。

 ハーグ核セキュリティ・サミットに出席するため、我が国からは安倍総理大臣が訪蘭しました。そして、全体会合でのステートメントにおいて、日本は核セキュリティの強化に引き続き尽力すること、日本には核セキュリティ強化を主導する責任があることに言及しつつ、具体的成果と更なるコミットメントとして、核物質の最小化と適正管理、日本国内の取組強化、及び国際貢献の強化を表明しました。

 今回のサミットの成果文書として、ハーグ核セキュリティ・サミット・コミュニケが発出され、その中で、国際原子力機関(IAEA)の役割がいっそう重視・強調されるとともに、国連の役割についても強調され、また、信頼醸成につながる自発的な核セキュリティ強化措置の具体例が列挙され、さらに、原子力産業界の責任や規制側との緊密な対話を支持することが記載されました。次回の核セキュリティ・サミットは、2016年に米国で開催される予定です。

 さらに、安倍総理大臣は、今次サミットの機会に、G7首脳会合や日米韓首脳会談に参加するとともに、各種二国間会談等を行いました。3月23日夜にはオランダのルッテ首相との間で首相官邸(カッツハウス)において日蘭首脳会談が行われ、日蘭二国間関係や国際情勢について率直な意見交換が行われ、日蘭二国間関係の更なる促進・強化が図られました。

 また,安倍総理大臣は,3月23日午後、「アンネ・フランクの家」を現職の総理として初めて訪問し、レオポルド館長との懇談で、20世紀は、戦争や人権が抑圧された時代だったが、21世紀はそうしたことの起こらない世界にしたい、歴史の事実を謙虚に受け止め次の世代に語り継いでいくことで平和を実現したい、「アンネの日記」破損事件は大変残念であり、二度と起こらないことを願っていると述べました。
さらに、安倍総理大臣は、3月25日午後には、安倍政権の目指す「攻めの農業」の参考とするため、オランダ政府が施設園芸産業の集積地として設定したウエストラント市のグリーンポートを視察しました。同席したダイクスマ農業担当大臣は、安倍総理の訪問を歓迎する旨述べ、オランダは米国に次いで農産物輸出額は世界第二位を誇り、産学官の取組も進展しているので、施設園芸分野には、日蘭が協力を強化していく余地が十分あると述べました。

○安倍総理大臣のハーグ核セキュリティ・サミット出席等についての更なる詳細はこちら ⇒ http://www.mofa.go.jp/mofaj/dns/n_s_ne/page18_000242.html

 

 

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