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国際司法裁判所「南極における捕鯨」訴訟判決についての内閣官房長官談話


 1 3月31日,日本が歴史上初めて当事国となった国際司法裁判所(ICJ)における裁判である「南極における捕鯨」訴訟の判決が言い渡されました。

 2 これについて,内閣官房長官は以下のとおり談話を発表しました。

 本日,オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)において,我が国と豪州の間の「南極における捕鯨」訴訟(ニュージーランド参加)の判決が言い渡されました。

 ICJが,第二期南極海鯨類捕獲調査(JARPAII)は国際捕鯨取締条約(ICRW)第八条一項の規定の範囲内ではおさまらないと判示したことは残念であり,深く失望しています。しかしながら,日本は,国際社会の基礎である国際法秩序及び法の支配を重視する国家として,判決に従います。

 日本は、六十年以上も前に国際捕鯨委員会(IWC)に加盟しました。IWC内の根深い見解の相違や,近年みられるIWCの機能不全にもかかわらず,日本はIWCに留まり、委員会が抱える問題に対して広く受け入れ可能な解決方法を模索してきました。

 今後の具体的な対応については,判決の内容を慎重に精査した上で,真摯に検討します。

 

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