岸田外務大臣のオランダ訪問 |
4月8日から9日まで,岸田文雄外務大臣がオランダを訪問し,8日にティマーマンス蘭外務大臣との間で日蘭外相会談を行うと共に,9日には軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)第6回外相会合に出席しました。日本の外務大臣の訪蘭は,2009年のアフガニスタン支援会議に出席した中曽根弘文外務大臣(当時)以来となります。
9日には,岸田外務大臣は,オランダ外務省で開催されたNPDI第6回会合に参加しました。日本は,唯一の戦争被爆国として,「核兵器のない世界」の実現に向け,国際社会における核軍縮・不拡散の議論を主導してきています。NPDIも,その取り組みの一環として,2010年9月の国連総会の機会に日豪で立ち上げた,核軍縮・不拡散分野における地域横断的な有志国の集まりです。 今次会合においては,岸田大臣の主導により,北朝鮮の核開発を断固として容認しないことなどにつき連帯が確認されました。また岸田大臣から核兵器使用の惨禍を世界に発信する新たな取組として「ユース非核特使」を立ち上げることを発表し,賛同を得ました。 来年広島で開催されるNPDI外相会合及びハーグで開催される核セキュリティ・サミットの準備過程を通じて,核軍縮・不拡散分野での日蘭協力も進められていくと思われ,この分野での協力を通じて,二国間関係がさらに強化されることが期待されます。
[本省の日蘭外相会談] |