化学兵器禁止条約第24回締約国会議への参加(2019年11月25日~29日)
令和元年12月10日
2019年11月25日から11月29日まで、化学兵器禁止条約(CWC)第24回締約国会議がハーグのワールド・フォーラム国際会議場にて開催され、締約国全193ヵ国のうち、日本をはじめとする155ヵ国が参加しました。今回の締約国会議では、昨今の化学兵器使用事案を踏まえて,実際に2018年3月に英国において使用された神経剤ノビチョクを規制対象とするため,史上初めて,CWC附属書を改正する決定が採択されました。更に投票により,2020年化学兵器禁止機関(OPCW)プログラム予算が採択され,化学兵器の使用者の特定という化学兵器禁止機関(OPCW)の任務の実現を確保するための予算が引き続き盛り込まれることとなりました。なお,本会議においては日本のOPCW常駐代表である堀之内大使がステートメントを行いました。
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会場の様子 | ステートメントを行う堀之内大使 |
会期中に当館主催で中国に遺棄された旧日本軍の化学兵器の廃棄事業に関する取り組みを紹介するため,パネル展示等のイベントを実施しました。
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サイドイベントにおける堀之内大使による日本の取組の説明 | サイドイベントにおける堀之内大使と アリアス化学兵器禁止機関事務局長ほかの懇談 |