令和元年度(2020年)安全対策連絡協議会の開催
令和2年3月6日
1 3月6日(金),日本国大使館において「安全対策連絡協議会」を開催致しました。在蘭日本商工会議所,学校関係者,ホテル,旅行会社,航空会社,当地邦人団体より計17名の関係者のご参加を得て,情報交換や意見交換を行いました。
2 大使館からは,オランダにおける治安の状況に関し,犯罪の認知件数やオランダにおいて頻発する邦人の方の被害例を紹介し,被害に巻き込まれないよう注意を呼びかけました。あわせて,オランダ安全司法省テロ対策調整官組織(NCTV)のテロ脅威度の評価(※)を紹介し,オランダにおいても引き続きテロ発生に注意を払う必要がある旨説明するとともに,こうしたテロや犯罪の被害に遭わないためには,まずは各個人が安全対策に対する意識を高める必要がある点,改めて確認をしました。
(※) NCTVは,オランダにおけるテロ脅威度を,5段階評価の上から3番目(重大)としており,重大なテロの脅威は依然とし て残っており,テロが発生する可能性も考えられ得る状況にある,としています。
3 また,2月に大使館で実施した緊急事態邦人保護対処訓練について,その結果を報告するとともに,緊急時における大使館と在留邦人,各団体,企業との緊密な安否確認連絡について協力をお願いし,緊急時の安否確認の根幹となる在留届,帰国・転出届の提出の励行,「たびレジ」登録のご案内をしました。
4 今回の安全対策協議会では,大使館側から,緊急事態邦人保護対処訓練を実施する中で明らかになった様々な改善点について,有事の際における対応の一助となるよう情報共有させていただくとともに,特に,有事の際に重要となる安否確認の方法について,関係者の皆様の取組状況についてご紹介いただきながら,意見交換を行いました。
5 さらに,有事の際の対応について,改善すべき点を再確認・整理し,これを実際に改善していくためにも,日頃から,様々な緊急事態を想定して訓練を行うことが重要であることを,改めて確認しました。
6 日本国大使館としましては,今回行われた議論,ならびに同協議会参加者よりご説明いただいた情報を基に,更なる安全対策について検討し,邦人の皆様への情報やサービスの提供を通じて具体化していく考えです。
【在留届】
外務省・在外公館では,在留届(3ヶ月以上海外に滞在する方)に基づき,緊急時の連絡をしております。なお,外国に3ヶ月以上滞在する日本人は,旅券法に基づき,最寄りの大使館または総領事館に「在留届」を提出することが義務づけられております。
在留届,帰国・転出届の提出についてはこちら
【たびレジ】
短期で海外に渡航する方は,「たびレジ」を登録することにより,大使館あるいは総領事館からの緊急時の連絡を受け取ることが可能となりますので,海外旅行,出張等の際には是非登録をお願いします。
たびレジの登録についてはこちら