日本国政府による化学兵器禁止機関・ウクライナにおける対化学兵器防護・援助への任意拠出

令和6年3月19日
 3月11日、南大使は、アリアス化学兵器禁止機関(OPCW)事務局長との間で、日本国政府の化学兵器禁止条約(CWC)第10条実施に係る信託基金への187,514ユーロの任意拠出に関する書簡交換を行いました。本拠出により、OPCWを通じて化学物質分析計をウクライナに供与する予定です。
 南大使からは、これまでのOPCWの活動に感謝をすると共に、日本政府は、OPCWのウクライナにおける対化学兵器防護・援助に貢献する決定をした旨、日本政府は、化学兵器の使用または使用の可能性に対するOPCWの活動のみならず、OPCWが実施するすべての活動を支持する旨、本拠出は化学兵器の使用のない世界への実現に向けた我が国の揺るぎないコミットメントを体現するものである旨述べました。
 アリアス事務局長からは、化学兵器のない世界を実現するというOPCWの使命に対し、政治的・財政的支援を継続している日本政府に感謝する旨、化学兵器による緊急事態が発生した場合に、締約国が自国民を保護するための能力と備えを確保することは、CWCの効果的な実施にとって極めて重要な要素である旨述べました。 

https://www.opcw.org/media-centre/news/2024/03/japan-contributes-near-eu190k-opcw-assistance-and-protection-programmes 
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