NPO法人STSフォーラムとの共催による会合の開催(2025年4月7日(月曜日))
令和7年4月15日
2025年4月7日、大使公邸において、当館とNPO法人STSフォーラムの共催により、日・オランダ両国の政府・学術界・産業界の関係者を対象とした会合を開催しました。
冒頭、南博大使より、STSフォーラムが20年以上にわたり開催され、政府・学術界・産業界を結び付けるユニークなプラットフォームとして機能してきた意義を紹介するとともに、今後、日蘭両国の協力関係を一層深めていくことへの期待が述べられました。
続いて、土屋定之STSフォーラム専務理事より、フォーラムの目的、これまでの歩み、そして現在の活動状況について説明があり、10月に京都で開催される年次総会に本会合の参加者が加わることへの期待が語られました。
また、ロベルト・デイクフラーフ元教育・文化・科学大臣(国際学術会議(ISC)次期会長、STSフォーラム カウンシル・メンバー、アムステルダム大学教授)によるゲストスピーチでは、地政学的緊張や偽情報の拡散といった現代の課題を背景に、科学と社会の対話の必要性が指摘されました。さらに、科学には「光と影」の両面があることを踏まえ、科学を「光」の側に導くためには、国際社会全体の積極的な関与が不可欠であると述べられました。その上で、STSフォーラムの20年以上にわたる先見的な取組を高く評価し、その開催意義が改めて強調されました。
風尾幸彦STSフォーラム事務総長からは、STSフォーラムの概要について、フォーラムでは、各分野の最新の知見に触れられる多様なセッションが構成されており、ネットワーキングの機会も豊富に提供されていると説明がありました。多くのノーベル賞受賞者が参加しており、若手研究者にとっては、こうした著名な科学者と直接交流できる貴重な機会となっており、京都の会場は、対話と交流を促進するのに適した環境であることも紹介されました。
本会合は、10月のSTSフォーラム年次総会に向けた機運醸成の場となるとともに、日蘭の多様な関係者間で活発なネットワーキングと意見交換が行われる貴重な機会となりました。
【科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(略称:STSフォーラム、英語名:Science and Technology in Society forum)とは】
NPO法人STSフォーラムの主催により、世界各国の閣僚や科学者、政策立案者、ビジネスマン、ジャーナリストなどが一堂に会し、科学技術と人類の未来について議論、意見交換する場として毎年京都で開催されている国際会議です(完全招待制)。昨年(2024年)は、約80の国・地域から約1,400人の参加者が集まりました。日本政府からは、石破茂総理大臣からビデオメッセージが寄せられるとともに、あべ俊子文部科学大臣が参加しました。
今年(2025年)のSTSフォーラムの年次総会は10月5日(日)~7日(火)の3日間の日程で開催される予定です。
冒頭、南博大使より、STSフォーラムが20年以上にわたり開催され、政府・学術界・産業界を結び付けるユニークなプラットフォームとして機能してきた意義を紹介するとともに、今後、日蘭両国の協力関係を一層深めていくことへの期待が述べられました。
続いて、土屋定之STSフォーラム専務理事より、フォーラムの目的、これまでの歩み、そして現在の活動状況について説明があり、10月に京都で開催される年次総会に本会合の参加者が加わることへの期待が語られました。
また、ロベルト・デイクフラーフ元教育・文化・科学大臣(国際学術会議(ISC)次期会長、STSフォーラム カウンシル・メンバー、アムステルダム大学教授)によるゲストスピーチでは、地政学的緊張や偽情報の拡散といった現代の課題を背景に、科学と社会の対話の必要性が指摘されました。さらに、科学には「光と影」の両面があることを踏まえ、科学を「光」の側に導くためには、国際社会全体の積極的な関与が不可欠であると述べられました。その上で、STSフォーラムの20年以上にわたる先見的な取組を高く評価し、その開催意義が改めて強調されました。
風尾幸彦STSフォーラム事務総長からは、STSフォーラムの概要について、フォーラムでは、各分野の最新の知見に触れられる多様なセッションが構成されており、ネットワーキングの機会も豊富に提供されていると説明がありました。多くのノーベル賞受賞者が参加しており、若手研究者にとっては、こうした著名な科学者と直接交流できる貴重な機会となっており、京都の会場は、対話と交流を促進するのに適した環境であることも紹介されました。
本会合は、10月のSTSフォーラム年次総会に向けた機運醸成の場となるとともに、日蘭の多様な関係者間で活発なネットワーキングと意見交換が行われる貴重な機会となりました。
【科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(略称:STSフォーラム、英語名:Science and Technology in Society forum)とは】
NPO法人STSフォーラムの主催により、世界各国の閣僚や科学者、政策立案者、ビジネスマン、ジャーナリストなどが一堂に会し、科学技術と人類の未来について議論、意見交換する場として毎年京都で開催されている国際会議です(完全招待制)。昨年(2024年)は、約80の国・地域から約1,400人の参加者が集まりました。日本政府からは、石破茂総理大臣からビデオメッセージが寄せられるとともに、あべ俊子文部科学大臣が参加しました。
今年(2025年)のSTSフォーラムの年次総会は10月5日(日)~7日(火)の3日間の日程で開催される予定です。


