住居賃貸契約を装った詐欺にかかる注意喚起
令和7年9月1日
最近、オランダ国内において、住宅賃貸契約を装った邦人への詐欺被害が複数発生しています。
以下の事例を参考に、被害に遭わないよう十分ご注意ください。
被害事例の概要
- 邦人向けの海外生活掲示板サイトに、在留邦人を装って投稿し、パスポートなどの身分証明書の写しや写真をメール等にて送付して信用を得ようとする。
- 犯人は家主や仲介者を装い、インターネットサイト上に実在するかのような物件情報や写真を提示して信用を得ようとする。
- オンライン上で偽の契約書を交わし、保証金や家賃の前払いを要求する。
- 送金後に連絡が途絶える、または、実際には契約した物件が存在しない、あるいは他人の所有物件であり入居できないことが判明する。
※なお、過去の事例では、犯人は、実際の住居の賃貸契約であると思わせるため、賃貸契約が可能と詐称する物件をテレビ電話等を利用し見せたりすることもあります。
被害を防ぐために
- オンラインで契約のやりとりをする際には、常に詐欺の可能性を念頭に置き、慎重に対応する。
- メールやチャットのやりとりだけで契約を完結させず、契約前に家主や仲介者と直接会い、住居が実際に存在することを確認するための物件の内見を行う。
- 家主や仲介者と直接会えない場合には、パスポートなどの身分証明書の他、もう1点写真付き身分証明書(運転免許証や滞在許可証など)の確認により、より確実な本人確認を行う。
- 少しでも不審な点がある場合には、十分な確認が取れるまでは保証金などの送金を行わない。
内見を行わずに事前にデポジットを支払うことはリスクが伴います。このような詐欺被害に遭わないためにも、しっかり情報収集を行い、信頼のおける住宅紹介サイトを利用する等、十分な対策が必要ですので注意してください。