警察官等を装う者からの電話詐欺にご注意ください

令和4年5月13日

 警察官、裁判所関係者、以下にご案内している詐欺被害ヘルプデスク関係者等を装った詐欺グループの一員より、「逮捕状が出ている」、「あなた名義の車が犯罪に利用された」、「資金洗浄(マネーロンダリング)に荷担した」、「詐欺被害の可能性がある」等の適当な理由を付け(詐欺グループの発言は、この様な内容とは異なる場合もあります)、金銭の安全な場所での保管の必要性を説明し、同詐欺グループが示す口座へ送金するよう促す、氏名、生年月日、BSN番号、住所、銀行口座などの個人情報の提供やアプリのインストールを求めてくる等の電話を受けたとして、当館へご報告をいただく件数が増えていますので、これらの電話詐欺には十分ご注意ください。なお、これらの電話詐欺は、多くの場合、英語で話しかけてきます。
 
 詐欺被害ヘルプデスク(FRAUDE HELP DESK)やオランダ国家警察のホームページにおいて、オランダ語ですが、冒頭の詐欺電話の手口の詳細も含め、最近の電話等による詐欺の手口について案内・注意喚起がなされておりますので、お伝えします。

FRAUDE HELP DESKホームページ
https://www.fraudehelpdesk.nl/actueel/alerts/

オランダ国家警察のホームページ
https://www.politie.nl/onderwerpen/telefonische-oplichting.html

 事前に、最近の詐欺の手口を把握しておけば、未然に詐欺の被害を防ぐことが出来ますので、翻訳機能等をご利用の上、是非、一度ご一読ください。また、これらのホームページでは、常時最新の詐欺の手口が公開されておりますので、定期的にご確認をされることをお勧めいたします。

 詐欺グループは、電話口で不安をあおる様な内容を伝え、冷静な判断が出来なくなるよう仕向けてきます。このような電話を受けた場合でも、一度冷静になり、「心当たりが無いので、一度、警察等へ確認をする」等の理由を付けて、電話を切るようにしてください。なお、オランダの警察、オランダの省庁等のオランダ政府関係機関は、電話やEメールにて、個人情報を求めてくることはありません。

 仮に電話の内容に心当たりがあっても、その場ですぐに相手の求めに応じるのではなく、一度電話を終えた上で、心当たりのある機関・施設・団体等の連絡先を個別に調べた上で連絡し、事実関係を確認し、対応をするようにしてください。

 万が一、こうした詐欺被害に遭ってしまった場合には、必ず警察へ被害を届け出るとともに、銀行口座情報を伝えてしまった場合には、当該銀行へも連絡をするようにしてください。